防音工事の価格はいくら?【2026年版】主要9社の価格・特徴・技術力を「物理的視点」で徹底比較

防音工事主要9社の徹底比較チャート(2026年版)。メーカー系(ヤマハ等)、施工エンジニアリング系(環境スペース等)、用途特化プロ系(D.S.P等)の3タイプに分類し、価格相場(150万〜1000万超)と物理的構造(ユニット式・現場施工・浮き床など)の違いを構造的に図解。
編集長 渡辺恒一
編集長
渡辺恒一
「結局、いくらかかるの?」という疑問へ 「防音工事の価格」と検索しても、多くのサイトには「ケースバイケースです」としか書かれていません。確かにその通りなのですが、検討段階の皆さんが知りたいのは「目安としての数字」「なぜその金額になるのか」という根拠のはずです。

私はかつて、環境スペースという防音専門会社で設計・見積もりの実務を行っていました。その経験から、業界が曖昧にしがちな「価格の構造」を、物理学的な視点で包み隠さず解説します。
【防音工事の価格・費用】このページでわかること

防音工事の価格相場表【2026年版】

まず結論から申し上げます。以下は、私が市場の主要9社を分析し算出した、一般的な「6畳」の部屋を防音化する際の費用目安です。

用途・楽器別の防音工事 費用目安

用途・楽器 必要な遮音性能 価格相場(目安)
ピアノ・声楽
(日中演奏メイン)
Dr-30 〜 40 150万 〜 250万円
グランドピアノ
(夜間も演奏したい)
Dr-50 〜 55 250万 〜 350万円
ドラム・バンド
(振動対策必須)
Dr-65 〜 75 350万 〜 500万円
ホームシアター・配信
(中音量レベル)
Dr-30 〜 40 120万 〜 250万円
簡易ユニット
(箱を置くだけ)
Dr-35 〜 40 50万 〜 150万円

この金額の幅は、「どこまで音を止めるか」という物理的な質量(材料の量)に比例します。防音は魔法ではなく、重い材料でどれだけ壁・床・天井を厚く覆うかというシンプルな物理法則に基づいています。

建物構造別の価格差:木造 vs マンション(RC造)

同じ「6畳のピアノ室」でも、建物の構造によって費用は大きく変動します。これは防音工事業者の見積もりで最も混乱しやすいポイントです。

用途 木造・鉄骨造(戸建て) RC/SRC造(マンション) 差が出る理由
ピアノ室
(Dr-40〜50)
300万 〜 600万円 200万 〜 450万円 木造は壁・床が軽いため、質量を大幅に追加する必要がある
ドラム室
(Dr-65〜75)
550万円〜 400万円〜 木造は耐荷重対策(床の補強)が追加で必要
音楽教室
(6室以上)
1室あたり300万円〜 1室あたり250万円〜 室間の遮音に加え、共用部への配慮が必要
なぜ木造は高くなるのか?「質量則」の基本

防音性能は「質量則(しつりょうそく)」という物理法則に支配されています。簡単に言えば、壁が重ければ重いほど音を通しにくいという原理です。

RC造(鉄筋コンクリート)は、そもそもの壁・床が「重い」ため、追加する防音材が少なくて済みます。一方、木造住宅は壁も床も軽いため、防音性能を確保するには大量の遮音材を足す必要があり、結果として費用が高くなるのです。

窓・壁・床…部分防音工事の費用相場

「防音工事=防音室を作る」というイメージを持つ方が多いのですが、実際は部分的な防音工事で解決できるケースも多くあります。生活音の対策や、外部騒音(交通騒音・電車音)を軽減したい場合は、まずここからご検討ください。

部位別の防音工事 費用一覧

施工箇所 工事内容 費用目安
内窓(二重窓)の設置5万 〜 15万円/箇所
防音ガラスへの交換5万 〜 13万円/箇所
吸音材+遮音シートの施工15万 〜 40万円/面
遮音フローリングへの張り替え25万 〜 30万円/6畳
床下に防音材を敷設30万 〜 80万円/6畳
天井遮音材+吸音材の設置40万 〜 80万円/6畳
ドア防音ドアへの交換10万 〜 35万円/箇所
換気口防音仕様の換気口に交換2万 〜 5万円/箇所
編集長 渡辺恒一
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部分工事で最もコスパが高いのは「内窓」 私の経験上、生活騒音レベルの防音であれば内窓(二重窓)の設置だけで劇的に改善するケースが多いです。外部からの騒音は窓からの侵入が7〜8割を占めるため、5〜15万円/箇所の投資で体感的な効果を得やすい。ただし、楽器演奏レベルの音量には窓だけでは不十分で、壁・床・天井を含む全面施工が必要になります。

「遮音」「吸音」「防振」の違い ― 基礎知識

防音工事を検討する際、「遮音」「吸音」「防振」という3つの言葉が頻繁に出てきます。これらは混同されがちですが、それぞれ全く異なるアプローチです。見積書を読み解くためにも、ここで整理しておきましょう。

手法 原理 使用する材料の例 効果的な場面
遮音 重い材料で音を「跳ね返す」。質量が大きいほど効果が高い。 石膏ボード、コンクリート、遮音シート、鉛シート 室外への音漏れ防止。防音室の基本となる技術。
吸音 多孔質の材料で音の「エネルギーを吸収」する。室内の響き(残響)を調整。 グラスウール、ロックウール、吸音パネル、ウレタンフォーム 室内の音質改善。録音スタジオや音楽室の音響調整。
防振 振動が構造体に伝わるのを「絶縁」する。ゴムやバネで浮かせる。 防振ゴム、浮き床構造、防振吊り金具 ドラムやダンスなど、振動(固体伝播音)を伴う音の対策。
Dr値(遮音等級)とは?

Dr値は、防音室の遮音性能を表すJIS規格の指標です。例えば、防音室内で100dBの音が出ている時に室外で50dBに聞こえるなら、その壁の遮音性能はDr-50となります。

数値が大きいほど遮音性能が高く、Dr-30で「話し声がかすかに聞こえる」程度、Dr-50で「ピアノの音がほぼ聞こえない」レベル、Dr-65以上で「ドラムの音も遮断可能」なレベルです。見積もりを比較する際は、必ず「Dr等級いくつで設計しますか?」を確認してください。この数値の約束がなければ、業者の「防音します」は曖昧な口約束にすぎません。

なぜ業者によって価格が違う?「ユニット式」と「施工型」の仕組み

防音工事の見積もりを複数社に依頼すると、同じ部屋でも100万円以上の価格差が出ることがあります。これは「ぼったくり」ではなく、工法の違いによるものがほとんどです。ここでは、価格差が生まれるメカニズムを解説します。

工法の違いが価格を決める

比較項目 ユニット式(メーカー型) 施工型(オーダーメイド)
代表企業 ヤマハ(アビテックス)、カワイ(ナサール) 環境スペース、阪神防音、D.S.Pなど
仕組み 工場で生産した「箱」を部屋に搬入・設置 部屋に合わせて壁・床・天井をゼロから造り込む
価格帯 50万 〜 200万円 200万 〜 600万円以上
遮音性能 Dr-30〜40程度(低音には限界あり) Dr-40〜75以上(用途に応じて設計可能)
工期 最短1日 2〜4週間
メリット 安い・早い・引っ越し時に移設可能 部屋全体を使える・高い性能・音響調整も可能
デメリット 部屋が狭くなる・低音に弱い・規格サイズのみ 高価・工期が長い・原状回復不可
おすすめ 賃貸住まい・ピアノの日中練習・予算100万円以下 持ち家・ドラムやバンド・夜間演奏・プロ用途
価格差の本質は「質量(重さ)」の差

ユニット式が安いのは、搬入できるサイズと重さに制限があるため、使える遮音材の量が限られるからです。一方、施工型は建物の構造体に直接大量の遮音材を施工するため、物理的に「重く」でき、その分だけ高い遮音性能が得られます。

つまり、「安い=悪い」ではなく「軽い=止められる音の範囲が限られる」ということです。自分が出す音の種類と時間帯を明確にすれば、オーバースペック(=無駄な出費)を避けられます。

編集長 渡辺恒一
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「賃貸ならユニット一択」「持ち家ならまず施工型の見積もりを」 選び方はシンプルです。賃貸住まいなら、引っ越し時に持ち運べるユニット式(ヤマハ等)一択。持ち家であれば、まず施工型の業者に現地調査と見積もりを依頼してください。施工型は高額に見えますが、「部屋全体を丸ごと使える」という空間効率まで含めると、結果的にコスパが良いケースが多いです。

マンションで防音工事する際の注意点と追加費用

マンション(RC造・SRC造)は、もともとの躯体がコンクリートであるため防音工事との相性は良いのですが、戸建てにはない特有の制約があります。事前に確認しておかないと、「工事ができなかった」というトラブルに直結します。

① 管理規約の確認が最優先

分譲マンションでリフォームができるのは「専有部分」のみです。窓ガラスやサッシ、外壁は「共用部分」に該当することが多く、自由に工事ができません。ただし、内窓(二重窓)は「専有部分」として許可されるケースが多いため、まずは管理規約を確認しましょう。

また、床材の遮音等級が規約で指定されているマンションも多くあります。例えば「LL-45以上の遮音フローリングを使用すること」といった規定がある場合、それを満たす建材で施工する必要があります。

② 耐荷重(床の強度)の確認

防音工事では、壁や床に大量の遮音材を追加します。これらは非常に重いため、建物の構造上、床が耐えられるかどうかを事前に確認する必要があります。特に上階での施工では、建築詳細図面を管理会社から取り寄せ、構造体の許容荷重を確認する工程が不可欠です。

③ 近隣住戸の同意

防音工事の施工中は、どうしても大きな音が発生する工程があります。上下階・隣接住戸の方への事前説明と同意取得は、管理規約に明記されていなくても行うべきです。環境スペースなどの経験豊富な業者は、管理会社との交渉や近隣説明を代行してくれるケースもあります。

④ 搬入経路と作業スペースの確保

防音材は大型で重量があるため、エレベーターのサイズや共用廊下の幅によっては搬入が困難な場合があります。事前に搬入経路を業者と確認しておくことが重要です。

マンション防音工事でよくあるトラブル

「管理組合に事後報告したら規約違反と指摘された」「遮音等級が規約を満たしていなかった」「搬入時に共用部を傷つけた」などのケースが報告されています。防音工事の経験が豊富な業者であれば、これらのリスクを事前に回避する段取りを組んでくれます。「マンション施工の実績が何件あるか」を業者選びの基準の一つにしてください。

防音工事の費用を抑える5つのポイント

防音工事は安い買い物ではありません。しかし、正しい知識があれば、必要な性能を確保しながら費用を最適化することは十分に可能です。

ポイント①:複数社から相見積もりを取る

防音工事は「定価」が存在しない世界です。同じ条件でも業者によって100万円以上の差がつくことも珍しくありません。最低でも2〜3社から見積もりを取り、内訳を比較しましょう。比較する際は、金額だけでなく「Dr等級の設計値」と「保証内容」まで揃えて比較するのが鉄則です。

ポイント②:必要十分な性能にする

「心配だから最高スペックで」というのは、最もコストが膨らむ考え方です。日中しかピアノを弾かないのにDr-65の設計にする必要はありません。逆に、ドラムを叩くのにDr-35では確実に音漏れします。「何の音を、何時に、どこまで止めたいか」を明確にすることが、適正価格への第一歩です。

ポイント③:新築時に組み込む

注文住宅を計画中であれば、建築時に防音仕様を組み込むのが最もコスパが高い方法です。後から「既存の壁を壊して作り直す」よりも、最初から防音壁を設計に入れるほうが、工賃も材料費も大幅に抑えられます。

ポイント④:部分施工から始める

いきなり数百万円を投じる必要はありません。生活騒音レベルの悩みなら、まず内窓の設置(5〜15万円/箇所)や換気口の防音化(2〜5万円)から始めて、効果を見てから次の施工を検討するという段階的アプローチも有効です。

ポイント⑤:補助金・助成金を活用する

自治体によっては、防音工事に関連する補助金や助成金が利用できる場合があります。特に以下のケースでは確認する価値があります。

  • 空港・自衛隊基地周辺の住宅防音工事(国の制度で最大100%補助のケースあり)
  • 幹線道路沿いの騒音対策(自治体により助成制度あり)
  • 省エネリフォームの一環としての内窓設置(断熱・省エネ補助金の対象になることがある)

補助金の有無や条件は地域によって異なります。お住まいの自治体のホームページで最新情報を確認するか、施工業者に相談してみてください。

防音工事の流れと工期

「防音工事をしたいけれど、何から始めればいいかわからない」という方のために、一般的な施工の流れをご紹介します。問い合わせから完成まで、全体で約2〜3ヶ月が目安です(施工型オーダーメイドの場合)。

1
問い合わせ・ヒアリング(1〜2週間) 目的(楽器の種類・演奏時間帯)、建物情報(構造・築年数)、予算感を業者に伝えます。多くの業者では電話・メール・Webフォームから無料で相談できます。
2
現地調査・騒音測定(1日) 担当者が自宅を訪問し、部屋の寸法・建物構造・周辺の騒音レベルを実測します。マンションの場合は管理規約の確認もこの段階で行います。
3
設計・見積もり提出(2〜3週間) 測定データに基づいた設計図と、詳細な見積書が提出されます。この段階で「Dr等級いくつで設計するか」を明確に確認してください。
4
契約・着工準備(1〜2週間) 契約書の締結後、材料の発注と施工日程の調整を行います。マンションの場合は管理組合への届出もこの段階です。
5
施工(1〜4週間) 工期はユニット式なら最短1日、6畳のオーダーメイド施工で2〜3週間、大型商業施設では1ヶ月以上かかるケースもあります。
6
完成測定・引き渡し 施工後に遮音性能を測定し、設計値を満たしているか確認します。測定報告書が発行される業者を選ぶと安心です。万が一性能不足であれば、追加工事で対応するのが良心的な業者の証です。
編集長 渡辺恒一
編集長
渡辺恒一
「見積もりの安さ」だけで選ばないでください 防音工事で最も多いトラブルは「高いお金を払ったのに、音が止まらなかった」というケースです。これを防ぐ唯一の方法は、契約前に「どのくらいの音(dB)にするのか」を数値で約束させることです。

業者を比較する際は、必ず以下の3点を確認してください。

✓ 数値保証があるか?(Dr等級の明記)
✓ 測定報告書は出るか?(JIS基準の測定か)
✓ 万が一の再工事保証はあるか?

この3点を確認することで、悪質な業者をスクリーニングできます。あなたの音楽ライフを守るための投資ですから、価格だけでなく「リスクヘッジ」の観点も忘れないでください。

【参考】防音工事の主要9社 特徴と選び方

ここからは、価格相場を踏まえた上で「どの業者に相談すべきか」を整理します。主要9社を「何が得意か」で分類しました。あなたの「目的」に最適な会社を選ぶことが、結果的に最もコスパの良い選択になります。

【目的別】9社比較一覧表

タイプ・目的 推奨企業 選ぶべき理由
とにかく手軽に
(賃貸・移動前提)
ヤマハ 全国の楽器店で買える安心感と、移設可能な利便性。
大建工業 新築時にハウスメーカー経由で導入する場合に最強のコスパ。
確実な性能・保証
(持ち家・プロ)
環境スペース 法的証拠能力のある測定と、不動産探しからのワンストップ対応。累計4,300件超の実績。
阪神防音 費用を抑えつつ、オーダーメイドの防音室を作りたい場合。2段階保証制度が安心。
昭和クリエイト 価格診断アプリなど、見積もりの透明性を重視したい場合。
コスパ重視
(予算に限りあり)
リブテック 建築原価方式の明朗会計で、一式見積もりに不信感がある方向け。
カルモ防音 防音工事専業の職人直営。同性能で1ランク安い価格設定を謳う。
特殊用途
(ドラム・スタジオ)
D.S.P ドラムの「振動」を止める浮き床技術に特化している。
日本音響Eng 放送局やホールレベルの「音響(響き)」を求める場合。予算度外視の最高峰。

各社の特徴と費用感

メーカー・建材系(ユニット式)

ヤマハ(アビテックス) ユニット式
目安:約100万円〜200万円(2.0〜3.0畳)

特徴:工場生産のため品質が均一で、工期も最短1日。引っ越しの際に解体して持っていけるのが最大のメリットです。全国の楽器店で購入できるため、相談のハードルも低いと言えます。

渡辺の技術視点 物理的に「重さ」を稼げないため、低音(ドラムやベース)の遮断には限界があります。また、規格サイズなので部屋にデッドスペースが生まれます。「賃貸住まい」ならこれ一択です。逆に、持ち家で「部屋全体を防音室にしたい」という方には、狭さがネックになるかもしれません。
大建工業(オトカベ) 建材系
目安:新築時にハウスメーカー経由で導入が最もコスパ良し

特徴:住宅建材メーカーとして、防音建材(床材・壁材)を単品で供給。新築時に組み込めば、後付け工事より大幅にコストを抑えられます。既築の場合はリフォーム業者と連携する形になります。

施工・エンジニアリング系(オーダーメイド)

編集長の古巣・技術のプロ
環境スペース 完全施工型
目安:約300万円〜(6畳完全防音 / RC造の場合)

特徴:防音工事のパイオニア的存在。「計量証明事業所」としての測定技術を持ち、JIS規格に基づいた数値保証を行います。累計4,300件を超える施工実績があり、個人宅から商業施設まで幅広く対応しています。

渡辺の体験談:なぜ高いのか? 在籍時、よく「他社より高い」と言われました。理由は明確で、見えない部分の「測定」と「保証」にコストをかけているからです。
単に壁を厚くするだけでなく、周波数ごとのデータを詳細に計測し、万が一性能が出なければやり直すというリスクヘッジ費用が含まれています。「絶対に失敗できないプロ」や「近隣トラブル解決」向けです。
阪神防音 施工型・コスパ
目安:約220万円〜(6畳標準)

特徴:関西を拠点に全国展開する老舗。宮大工出身者を抱える施工技術と、無駄を省いた価格設定でコストパフォーマンスに優れます。Webサイトでは工事の種類別に詳細な費用相場を公開しており、情報の透明性も高い業者です。

渡辺の技術視点 2段階保証(性能保証+近隣クレーム対応)というユニークな制度があります。「性能数値」だけでなく「近隣との関係性」まで保証に含める姿勢は、実務を知り尽くした会社ならではです。
リブテック 建築原価方式
目安:大手メーカーの約半額を謳う

特徴:防音業者特有の「一式見積もり」ではなく、建築会社としての積算(材料費+工賃)で算出するため、納得感のある価格提示が強みです。コストを抑えたいが品質も妥協したくないという方に選ばれています。

昭和クリエイト(昭和音響) 施工型・見積もり透明性
目安:価格診断アプリで事前シミュレーション可能

特徴:価格診断アプリを提供しており、Web上で条件を入力するだけでおおまかな費用感を把握できます。初回面談の前に予算感を掴みたい方におすすめの業者です。

【参考】環境スペースの防音工事を徹底解説【元社員の視点】

ここでは、私(渡辺)が在籍していた環境スペース株式会社について、元社員の視点を含めて詳しくご紹介します。単なる会社紹介ではなく、「なぜこの会社が選ばれるのか」の技術的背景まで踏み込みます。

編集長が在籍していた会社
環境スペース株式会社(サウンドゾーン)

環境スペースは、防音工事の設計・施工を専門とする会社です。個人宅のピアノ室やドラム室から、ライブハウス、リハーサルスタジオ、音楽ホール、ダンススタジオまで、あらゆる「音」に関わる空間を手がけています。恵比寿に本社と防音体験ルームを構え、全国対応しています。

施工実績
累計4,300件超(個人宅〜商業施設)。商業施設のスタジオ・ライブハウス・ダンススタジオの平均施工費は約2,300万円前後。
計量証明事業所
環境省登録の計量証明事業所として、法的証拠能力のある音響測定が可能。裁判資料としても使用できるレベルの測定精度。
選べる3プラン
「ベーシック」「ハイグレード」「スーパーハイグレード」の3段階。予算と用途に応じて最適な仕様を選択できる。
ワンストップ対応
防音工事だけでなく、防音物件の不動産探しから建築設計・内装デザインまで一括対応。マンション管理会社との交渉代行も実施。

環境スペースの費用目安(建物構造別)

用途 RC/SRC造(マンション) 木造/鉄骨造(戸建て)
ピアノ室 200万 〜 450万円 300万 〜 600万円
ドラム室 400万円〜 550万円〜
音楽教室(6室以上) 1室あたり300万円〜
商業スタジオ・ライブハウス 平均2,300万円前後

※上記はあくまで目安です。照明器具、空調、防災設備、建具・サッシ工事は別途。現地調査と音測定を踏まえた詳細見積もりが必要です。

編集長 渡辺恒一
編集長
渡辺恒一
在籍時に感じた「環境スペースの強み」と「注意点」 強み:他社で「防音工事をしたのに音が漏れる」という相談を受けることが何度もありました。そのほとんどは、事前の「測定」が甘かったことが原因です。環境スペースは工事前・工事中・工事後の各段階で周波数ごとのデータを詳細に計測します。この「目に見えないコスト」が、結果的に「やり直し」を防いでくれます。

注意点:正直に申し上げると、価格は業界でも高い部類に入ります。「とにかく安く」を第一に考える方には不向きです。一方で、「絶対に性能が出る」という安心感を求める方、近隣トラブルの解決という深刻な課題を抱える方、プロのミュージシャンには、測定と保証への投資が「結局安くつく」ケースが多いです。

恵比寿の防音体験ルームでは、実際にピアノを弾いたり楽器を持ち込んだりして、施工後の遮音性能を生で体感できます。検討段階で一度体験されることをお勧めします。

防音工事の価格に関するよくある質問

防音工事の価格相場はいくらですか?
6畳の部屋をピアノ室にする場合、約180万円〜350万円が一般的な相場です。ユニット式(箱型)であれば100万円台から可能ですが、ドラムなどの重低音対策には350万円以上の予算が必要になるケースが多いです。また、木造住宅はRC造(マンション)より割高になる傾向があります。
マンションでもドラム防音は可能ですか?
可能です。ただし、音(空気音)だけでなく振動(固体音)を止める高度な「浮遮音構造」が必要です。環境スペースやD.S.Pコーポレーションなど、振動対策に特化した専門業者を選ぶ必要があり、費用も通常の防音室より割高(400万円〜)になります。管理規約と耐荷重の確認も必須です。
木造住宅とマンションで防音工事の費用は違いますか?
大きく異なります。RC造(マンション)はそもそもの壁・床が重い(コンクリート)ため防音性能が確保しやすく、追加工事が比較的少なくて済みます。一方、木造住宅は壁も床も軽いため、同じ遮音性能を得るには大量の遮音材を追加する必要があり、費用が1.5〜2倍になることもあります。
防音工事の工期はどのくらいですか?
ユニット式の設置であれば最短1日で完了します。6畳のオーダーメイド施工の場合は施工だけで2〜3週間、問い合わせから完成まで含めると全体で約2〜3ヶ月が一般的な目安です。商業施設の大型工事ではさらに長期間になります。
Dr値(遮音等級)とは何ですか?
Dr値は、防音性能を数値化したJIS規格の指標です。例えば防音室内で100dBの音が出ている時に、室外で50dBに聞こえるなら「Dr-50」と表記します。数値が大きいほど遮音性能が高く、ピアノ室ならDr-40〜55、ドラム室ならDr-65以上が推奨されます。業者に見積もりを依頼する際は、必ずDr等級の設計値を確認してください。
環境スペースの防音工事の特徴は何ですか?
環境スペース(サウンドゾーン)は、累計4,300件超の施工実績を持つ防音工事専門会社です。最大の特徴は「計量証明事業所」として法的証拠能力のある音響測定ができる点で、JIS規格に基づいた遮音性能の数値保証を行います。個人宅のピアノ室(RC造で200万〜450万円が目安)から商業施設のライブハウスまで対応し、マンション管理会社との交渉代行やデザイン性の高い防音室の提案も強みです。恵比寿にある防音体験ルームで施工後の遮音性能を生で体感することもできます。
防音工事に補助金は使えますか?
空港や自衛隊基地の周辺にお住まいの場合、国の「住宅防音工事」制度により最大100%の補助を受けられるケースがあります。また、幹線道路沿いの騒音対策として自治体独自の助成制度がある地域もあります。さらに、内窓の設置は省エネリフォームの一環として国の断熱補助金の対象になる場合があるため、お住まいの自治体に確認されることをお勧めします。
賃貸マンションでも防音工事はできますか?
大規模な施工型の防音工事は難しいですが、組み立て式のユニット型防音室(ヤマハ・アビテックスなど)であれば賃貸でも設置可能です。解体して引っ越し先に持っていけるため、原状回復の心配もありません。費用は50万〜200万円程度が目安です。環境スペースでは防音賃貸物件の紹介も行っています。
この記事の執筆・編集責任者
渡辺恒一のプロフィール画像

渡辺 恒一 防音工事価格相場ガイド 編集責任者 / 元・環境スペース実務担当

明治大学理工学部卒。物理学(質量則・振動絶縁)の基礎知識と、環境スペース株式会社での防音実務経験(営業・設計・測定立ち会い)を持つ異色の編集者。
「見積もりが読めない」「工事後に後悔した」という発注者の声を数多く聞き、業界の不透明な価格構造を可視化するために本サイトを立ち上げました。特定の防音会社に忖度せず、物理的根拠に基づいて9社を徹底比較します。

出身大学
明治大学 理工学部(物理学専攻)
専門分野
建築音響工学、防音室の費用対効果分析
過去の職歴
環境スペース株式会社(防音工事実務)
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